戦後の日本経済発展について。戦後、日本は焼け野が原と化した状態であったが、いまや経済大国の国であります。ここで質問なんですけどどうして日本はこんなに経済成長を遂げることができたんでしょうか?日本がなぜ戦後すぐに経済復興することができたのか、その理由を詳しく教えてくださる方いたら教えてください!
(1)戦争中に国家を中心とする経済体制が作られ、戦後もそれが維持されたこと。
株主支配が弱い
企業は国家の決めた傾斜生産方式どおりに生産活動を行った。
利益を株主に配当せずに投資に回すことができた。
高度経済成長期には、その利益を社員の給与に回し、それが国内の巨大な消費市場をつくり
それが産業を引っ張るというからくりができた。
(2)傾斜生産方式によって、ハイパーインフレが起こり、戦争中の負債を実質上チャラにした。
国民の生活はどん底に落ち込んだが、政府財政は健全になった。
(3)企業は低利で融資が受けられた
企業は資金を市場からではなく、メインバンクから借り入れ、どの企業が
どれぐらいの資金を借りることができるか日銀と政府が決めていた。
金利も日銀が決めていたので、低利で融資を受けられた
資金は最初は、長期信用金庫(長期信用金庫が振り出した債権を日銀が直接買い取る)
次に郵便貯金が、大蔵省の財政投融資部を通して貸し出された。(郵便貯金の投資先がなかったので、これはこれで間違いではない)
(4)為替が固定相場制だった。
日本が経済力を蓄えても、1ドル=360円のままだったので、異常な円安ドル高を続けたまま
海外に安く工業製品を輸出できた。
変動相場制では輸出が盛んになり外貨を稼ぐようになると、円高ドル安になり、輸出競争力が低下する。
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